2012年04月02日

また最終処分場から汚染水漏れの話

放射性物質を含む焼却灰などを埋めた最終処分場から、汚染水の漏出の話が各地で何度も出ていますが、千葉でもまたあったようです。

千葉水源地産廃処理場で汚染水漏れ!猛毒のヒ素や鉛も検出
http://takumiuna.makusta.jp/e173931.html



これ見てもまだ安易に瓦礫を受け入れようとする馬鹿知事や市長、町長はいるのでしょうか?
周辺を汚染させた場合は「最終処分場の管理会社のせい」で逃げ切れると思わない方がいいですよ。
「受け入れを決めた人(知事、市長、町長など)」には、必ず損害を受けた人々が訴訟を起こして、きっちり「責任」を取ってもらう事になります。
あなたの決定で多くの人々に損害を与えたのに、そのまま平穏な老後を過ごせるとは思わないように。

こういう風に最終処分場での汚染水漏れのニュースがこう何度も続くと、全国各地での受け入れ拒否は当然として、現地で処分する分についても、周辺に汚染が広がらないようしっかりした構造の処分場を作るべきでしょうね。
国はこの一年そういう対策についてまともに動いてきたのでしょうか?

posted by wanwan at 19:43| 記事 | 更新情報をチェックする

洗車や物品の線量検査について

昔のNHKのドキュメンタリーだったと思いますが、チェルノブイリでは30km圏内に入った際は、圏外へ出る時は検閲ポイントでタイヤや車体に高圧水をかけられて、強制的に車両の洗車が行われている・・・・というのを映像で見た事があります。
チェルノブイリ原発事故直後の話ではなく、事故からかなり年月が経過した後の話です。

日本においては、現在警戒区域内の汚染度が高いエリアへマスコミや研究者が許可を得て車両で入ったり、また警戒区域の一部地域が立ち入り自由になったようですが、警戒区域外へ出る際は車両の洗車はきちんと行われているのでしょうか?
また、持ち出す物品の線量検査もしっかりやっているのか?

日本でも原発事故直後はスクリーニングを一応やっていましたよね。
昨年は警戒区域への一時帰宅の際などは、持ち出す物品などの線量検査をやっていました。
でも、洗車や物品の線量検査は今もきちんとやっているのか疑問があります。

ある漫画家が飯舘村に入る様子をドキュメンタリー漫画として描いていたり、警戒区域内へ入る様子を文章でレポートしている人が他にも何人かいたりしますが、それらを見るとどうも圏外へ出る際に洗車をしているような記述がありません。
(「検閲所で不審者が出入りしないか調べられた」みたいな記述はありますが、洗車の話が全然出てこない)

放射性物質が特に多く降りつもった地域を走行すると当然ですがタイヤなどに放射性物質が大量に付くし、再飛散している放射性物質が車体などにかぶったり、吸気によってフィルター類に吸着してしまうでしょう。
車体やタイヤに付いた物は走行中に一部は落ちるとしても、タイヤの溝などに付着した物などは、移動先で洗車するなどしないと落ちないでしょう。
鳥インフルエンザなどと同じような感じで、区域外へ出る際に車体の洗車をきっちりやっておかないと、放射性物質を車両を介してどんどん外に持ち出す事になり、福島原発から遠く離れた場所にばらまく事になります。
立ち入る車両が増えれば増えるほど、比例して放射性物質を大量に域外へ移動する事になるでしょう。

昨年、新潟のガソリンスタンドの洗車場の汚泥から高い濃度で放射性セシウムが検出されて知事が国に対して「汚染車両についてはもっと適切な対応をしてもらいたい」と苦言を呈した事がありましたが、あの時と同じような感じで各地のガソリンスタンドの洗車場や、個人の家の前で洗車した際に放射性物質がそこに落とされる事になります。

洗車といえば、こういう話もあります。

http://ameblo.jp/foreston39/entry-11007138316.html

伸生ちゃん[NPO法人 ハートアンドホープ理事]の家に水をもらいに行きました。伸生ちゃんの井戸は、なんと60mの深井戸。

福島原発 爆発後はここに水を、もらいに来ています。

伸生ちゃん、会うやいなや、「除染、大変だったやー」って言うので、何んの事かと思ったら、目の前に20袋くらいゴミ袋に土。

ガイガーカウンターをあてると11マイクロシーベルト。

どうしたの,どこから、こんな高い放射線量の土持って来たのって聞くと。

双葉町から避難してきた人の車ここで洗ったら、こうなった、との事。

あんなツルツルな車にも放射能って、ひっつくの?なんて話をして帰ってきました。


これはおそらく事故直後に放射性物質を大量にかぶった車を移動後の県で洗車した話なので、数値とかはこれとはずいぶん違ってくるでしょうが、コレと同じような事が各地で起きる怖れがあります。
特に汚染度が高い地域へ立ち入った車両については、区域外へ出る際に強制的に洗車しないといけません。


物品の持ち出しの場合も、本来なら線量検査をしっかりやるべきなのですが、これも国がまともな対応をしているのか疑問があります。
事故直後にやっていたみたいにスクリーニングを徹底するべきなのですが、今もしっかりやっているのか?
事故直後だけやって今はろくにやってないなら、「ただのパフォーマンスだった」という事になります。

屋内にあった物はともかく、地震による建物の破損で外気にさらされていた物、外に置かれていたであろう物などは域外への持ち出しを禁止し、違反すると重い罰を与えたり、あるいは持ち出す際に強制的に線量検査をするべきです。
まともに線量検査をしないと、国内の中古市場で高い線量を出す物が普通に流通したり、移動先の県で廃棄の際に焼却されたり、リサイクルされたりする事になってしまいます。


警戒区域内だけが汚染されているわけではないので、「警戒区域外でも洗車したり、物品の線量検査をする必要はあるのでは?」と言われるかもしれませんが、それは確かにそうかもしれません。
ただ、エリアが広くなるほど洗車する台数や線量検査する物品の量も増大していき大変になります。
手間やコストなどを考えて「どこまで対応するか」の線引きをしないといけないでしょう。
(チェルノブイリでは30kmラインが対象となりました)

手間やコストを惜しみすぎて、「警戒区域に入って出る際も洗車や物品の線量検査をまったくやらない」というのは言語道断です。
これはまともな対応ではありません。
放射性物質が目に見えないからといって、対応が杜撰すぎるでしょう。
もし現在きちんとした対応が行われていないなら、野党議員やマスコミなどがこの点取り上げて、国や細野原発事故担当相をしっかり糾弾すべきです。

車両については口蹄疫の車両の消毒の時のような感じで各地に洗車ポイントを設ける必要があるでしょう。
しかも口蹄疫の時と違って、今後ずっとやり続ける必要があります。
また、洗車の際には放射性物質を大量に含まれる汚水などが発生するので、そういう水はそのまま洗車ポイントで垂れ流すのではなく、特殊な装置を使って回収してゼオライトなどに吸着させるなどして水を浄化してから流すようにすべきでしょう。
(今度はそのゼオライトなどの処理はどうするかという問題がありますが)
posted by wanwan at 19:24| 記事 | 更新情報をチェックする