2012年07月20日

世田谷区の清掃工場で、水銀とアスベストが相次いで検出され、女川のがれき焼却が中止になる

・世田谷区の清掃工場で水銀とアスベストが相次いで検出され、女川のがれき焼却が中止になる
http://togetter.com/li/341513


上記まとめページで報告されていますが、瓦礫を受け入れて処理していた東京の清掃工場で水銀やアスベストが検出されたとの事で、当面は宮城県の瓦礫受け入れ・処理は停止するとの事です。

このニュース見ても、北九州市や大阪市、他の地域などはこのまま瓦礫受け入れを進めるんでしょうかね?
ゴリ押しで瓦礫受け入れても、結局今回みたいに途中で受け入れを中止するはめになるような。

ちなみに瓦礫受け入れ・処理によって基準値を越え、処理を停止したというのは今回の東京のケースが初めてではありません。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1538.html

岩手の一関市でも瓦礫受けいれによって、焼却灰中の六価クロムの量が基準値を大幅に越えてしまったため、受け入れを停止した事が今年二月にありました。
現地のゴミと混ぜて薄めて処理したのに、基準値を大幅に越えてしまったと。


今回のニュースで、ますます広域処理については受け入れる側の反対の声が強くなるでしょう。
また、被災地で処理する分についても、環境中に漏れ出さないよう、改めて対応を見直すべきだと思います。
posted by wanwan at 19:54| 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

環境省が恣意的なやらせ広告をしていたとして話題に

瓦礫受け入れ拒否を正式に表明した奈良県生駒市の市長 山下真さんのブログが今話題になっています。
この方のブログ、そして大元の生駒市議会議員 有村京子さんのブログでは、環境省が春に莫大な金をかけて展開した広告が、実は「意図的にミスリードさせる印象操作をしていた」という事を指摘されています。

市長日記
震災がれきの広域処理を進める国の姑息なキャンペーン(生駒市市長ブログ)

6月19日の本欄に掲載した震災がれきの広域処理を受け入れない理由についての私の見解に対し、引き続き多くのご意見をいただいております。これまで累計で46人の方から賛同のメールをいただき、遠くはアメリカ、イギリス、ニュージーランドからのメールもありました。また、本日時点でツイートが564件、フェイスブックの「いいね!」が281件ございました。私のツイッター(@yamashitamakoto)のフォロワーも増えております。このようなことは初めてで驚いています。

 ところで、先日、市議会の委員会で、震災がれきを本市で受け入れをしないよう求める市民の請願が審査の対象となりました。その際、請願の紹介議員が面白い話を披露してくれました。

 全国市議会議長会が発行している全国市議会旬報.pdf(PDF5.07MB)という議員向けのニュースの6月5日号に、環境省の広告が掲載されています。(詳しくは、「みんなの力でがれき処理」リーフレット.pdf(PDF4.06MB)をご覧ください。)その広告は震災がれきの広域処理を求めるもので、宮城県南三陸町立戸倉小学校の校庭にうず高くがれきが積まれた写真がでかでかと掲載されています。写真の撮影日は今年の5月5日(こどもの日)。

 この議員は津波発生から1年以上経過しているのに、なぜ今も小学校の校庭にがれきが積まれているのだろうと不思議に思ったそうです。「津波直後ならまだしも、校庭にがれきを積んだままにしておいたら、いつまで経っても学校を再開できない。なぜ、こんな状態を続けるのだろう」と。そこで、南三陸町の役場で電話して訊いたところ、驚くべき答えが返ってきました。

 「小学校は廃校で子供はいません、運動場ががれきの仮置き場になっています。このがれきの山は98パーセント、リサイクルして地域内で有効活用します」。

 この議員は自らのブログをこう結んでいます。「なんら問題のない写真を掲載して、いかにも広域処理が必要であるかのような心憎い演出。この市議会旬報は全ての市会議員に配布されている、この写真で心動かされる議会も多いことだろう。これでまた広域処理に対して素直に理解する気持ちが失せていくのだ」。

 この写真が、がれきの処理が進まないために学校の授業を再開できないという印象を与えるために使われていることは間違いありません。姑息なやり方と言わざるを得ません。国は広域処理を進めるための広報費として、すでに9億円を大手広告代理店に支払っているようです。

 この広告にもその金が使われているのでしょう。環境省の職員も仕事に忙殺されて、個々の広告の中身までチェックできていないのかもしれないから、責める気にはなれませんが、こういうやり方はこの議員が言われるように、反感を増幅するだけですね。



私は以前「全国での安易な瓦礫受け入れをやめさせる効果的な方法とは?」というエントリで、「そもそも瓦礫を復興の邪魔な場所に集積するというおかしな事はまずしない」と指摘した事がありました。
阪神淡路大震災で地元が被災した時も、瓦礫は復興の邪魔にならない場所に移動されましたし、他の大きな震災・自然災害が起こった場合も、とりあえず邪魔な瓦礫は国などが邪魔でない場所に用地を確保してそっちに集積するのが普通だからです。

環境省は今回大金をかけた広告で、「ほら、学校の前にこんな瓦礫の山ができてしまってるでしょ?復興の邪魔だから全国で急いで瓦礫を受け入れないと!!」という印象操作をしましたが、その撮影場所の学校は撮影時点ですでに廃校となっており、「瓦礫があっても邪魔ではなかった」というのが本当のところのようです。


広域処理については、ここ数日でも、3月段階で「瓦礫を受け入れる」と表明していたところが、「瓦礫量見直しにともない、広域処理の必要はなくなったのでうちは受け入れを取りやめます。」と立て続けに次々と表明して、瓦礫受け入れから撤退しだしています。

当の環境省も、もう地元の処理能力が増えて期日までに間に合いそうな事、また焼却可能瓦礫・不燃物瓦礫ともに被災地で新たな使用方法の提案が今現在も次々と挙がってきており、逆に「復興資材に使うので瓦礫を持っていかないでくれ」という事になってきているため、もう積極的に全国での広域処理をしようとはしなくなってきています。
(昨日のニュースでも、「環境省は○○市での瓦礫受け入れについて、必要が無くなったので要請を取り消した」みたいにやってました)

瓦礫を被災地から持っていかれると、ただでさえ瓦礫の処理コストが数倍に膨れあがる上、防潮林やその他の埋め立てなどで使う資材が大幅に不足する事になります。
当然その資材は他所から持ってくる事になりますが、そのせいでまた莫大な金が余計にかかる・・・・という阿呆らしい事になってしまいます。
瓦礫を使えばタダなのに、それをわざわざ他所に持っていき、資材については新たに取り寄せる・・・・こんな無駄な事はないでしょう。

金がないから増税とか言ってるのに、瓦礫の広域処理で不必要に国民の税金をじゃぶじゃぶ無駄遣いしてたら、誰も増税に納得できないでしょう。

今回の意図的なやらせ広告については、後で広告の倫理委員会でも取り上げる事になるかもしれません。

posted by wanwan at 18:45| 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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