2012年10月12日

除染で発生した高濃度汚染物の取り扱いは産業廃棄物並に厳格化しないと、一部の業者が勝手に他県へ搬送して野山に不法投棄してしまうという話

*本内容は自由に転載してもかまいません。転載の場合は全文転載をお願いします。


福島や近隣県での除染作業が活発化しています。

この除染作業で発生した高濃度汚染物の取り扱いについては、しっかり管理されているのでしょうか?

国は一応通達を出しており、民家などの除染で発生した物を一時的に民家の敷地や近くに埋める場合は、台帳を作るよう指導しています。
しかし「近くに埋める場合」と違って、「業者が他所へ持っていく場合」については、どうも指導があやふやなように見えます。

高濃度汚染物の取り扱いについては、産業廃棄物並にトレーサビリティを充実させ、さらに取り扱いを違反した場合に重い罰則を与えるようにしないと、心無い業者が勝手に他県へ移送して野山に不法投棄を繰り返し、日本各地の汚染を進める事になってしまいます。
(場合によっては水源近くに高濃度汚染物を大量に不法投棄する事も……)


現地では除染で発生した高汚染物の保管に困ってる方も多いですが、例えば一部の業者が「うちは他所よりちょっと除染にかかる代金が高くなるけど、その代わり除染で発生した高濃度汚染物はあなたの家の敷地内に一時保管するのではなく、他所へ搬送してあげますよ」と言ってきたら、多少高くてもそういうところに除染を依頼しようとする方も出てくるのではないでしょうか。

で、そういう業者に頼むと、確かに他所へ持っていってくれた。
だが、実際はその業者は高汚染物は他県へ持っていって、野山に不法投棄していて……。


産業廃棄物では、取り扱い業者は資格を必要としています。
誰も彼もが取り扱いできてしまうと、金稼ぎのために杜撰な取り扱いや廃棄をする業者が暗躍してしまうからです。

除染についても同様に、どの業者でも自由に除染作業をできてしまうと、前述のように一部の業者が除染で発生した高汚染物について杜撰な取り扱いをしてしまいかねません。


産業廃棄物の取り扱いについては、

・取り扱い業者は資格を必要とする。
・廃棄物のトレーサビリティが充実している。
(廃棄物を出した業者、引き受ける業者、処理する業者、最終的に埋め立てる業者など、それぞれの段階で搬出量などのデータを事細かに残すよう義務化しているため、不法投棄しにくくなっている)
・取り扱いを違反した場合は重い罰則を課す。


となっています。

除染で発生した汚染物は、場合によってはkgあたり数万ベクレル(あるいは10万ベクレル以上も)と、ひどく汚染されたものもあり、そういうのが他県に勝手に運ばれて野山に不法投棄されるのは絶対阻止しなければいけません。

除染については、

・除染を依頼する側は、その業者が「国が認定したまともな業者」かどうか、政府が作った専用のサイトで確認してから依頼する事。未認定業者に依頼をした場合は、『依頼した側』に罰則を与える。
(罰則を与えるようにしないと、杜撰な処理をする未認定業者に依頼をしてしまう人が出てくる)
・除染を引き受ける事ができる業者は国が認定した者のみとする。
(変な業者が入ってこないよう)
・除染した場所から他所へ汚染物を移動する場合は、トレーサビリティを充実させ、各段階で細かいデータを残す事を義務化する事。
・違反した場合は業者に重い罰則を与える事。



という風に、高汚染物の取り扱いを上記のように厳格化しないと、金を稼ぎたいだけの一部の業者が、現地で除染を引き受け、除染で発生した高濃度の汚染物を日本のあちこちに勝手に移動して、人気の少ない深夜のうちなどに野山に不法投棄してしまう事になりかねません。

また、すでにそのような事がされてないかどうかも、マスコミや市民でチェックを行った方がいいでしょう。
もしかしたら、ある日突然、ニュースで「一部の業者が除染で発生した高濃度汚染物を他県へ勝手に搬送して、野山に不法投棄していた事が判明しました。」みたいに報道されて話題になるかもしれません。

posted by wanwan at 19:08| 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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