2013年03月17日

気になる記事紹介です

気になる記事(というか漫画)がありましたので、紹介いたします。

漫画・朝鮮戦争と大規模放射能汚染
http://p.booklog.jp/book/68337/read


「漫画は転載してもかまわない」と書かれていますが、転載しようとしたところ、このブログでは横幅が足りないようなので、内容はリンク先でご確認ください。


正直、朝鮮戦争が再開されても、日本が出しゃばらなければ被害のない、他人事だと思っていました。

実際は、この漫画の中に書かれているような事態が発生し、日本に大きな被害が出てしまうかもしれません……。

漫画で提案されているように、IAEAや国連で緊急宣言を出して、北朝鮮が早まらないようにしないといけないのではないでしょうか?

マスコミでも、こういう懸念を取り上げるところないですかね?
東京新聞さんとか。


posted by wanwan at 20:46| 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月07日

高汚染魚と福島での漁の拡大

福島原発近くの港湾から、少し前に25万ベクレル/kgの魚が見つかったと話題になりましたが、最近の検査で50万ベクレル/kgともっと高い汚染の魚が見つかりました。

原発には毎日大量の地下水が流れこんでると東電は発表していますが、「地下水が流れこむ」という事は、「地下水系側へ原発地下の高濃度汚染水が混ざっていってる」という事も考えられます。
海岸近くの地下水系は海につながってる場合もあり、もしかしたら少しずつ高濃度汚染水が海へ流れていってるかもしれません。

一方、JF福島漁連(福島漁協)では、『試験操業』という名目で一部魚種の全国への出荷を開始しており、またその魚種は少しずつ増やしていっています。
今度は骨ごと食べるコウナゴまでも出荷を開始するそうで。
漁をする海域についても漁協のホームページでの説明を見ると段階的に拡大していっており、ある程度距離があるとはいえ、どんどん福島原発の近くの方の海域へ範囲を拡大していってるのが気がかりです。
原発近くで数十万ベクレル/kgの魚が見つかった事や、原発から20kmも離れた場所からも数万ベクレル/kgの魚が以前見つかった事があるなどを考えると、原発の近くの方へどんどん操業範囲を拡大していくのは対応としてはおかしいでしょう。


検査については、獲った魚介類のうちのごく一部をサンプル検査しているのみです。
そのサンプル検査では、幸いいずれも検出限界以下の個体ばかりのようですが、魚貝類の場合は個体ごとに様々な移動を行ってるため、「同じ場所で獲れた同じ品種の魚はまったく同じ汚染度」というわけではないでしょう。
検査されなかった個体の中には、想定外にひどく汚染度が高い物もあるかもしれない。
例えばタコにしても、その地点で獲れた物の中には、東の方で長い間棲んでいた物もあれば、原発よりの西の方で長い間棲んでいて、たまたま漁の時にこっちの方へ来ていた物もあるかもしれない。

「仮に非常に高く放射性物質を取り込んでも、生体内半減期でどんどん排出していく」という話もありますが、これは「その生物が生きている間」の話です。
漁で獲られた段階で汚染度が高かった場合、死んで冷凍保存されますが、死んでしまうと体内に放射性物質が貯まったままになります。生きてる時のように排出はされません。


原発近くとはいえ数十万ベクレル/kgの魚が見つかった事や、20kmも離れた場所で数万ベクレル/kgの魚が見つかった事を、福島の漁協はもっと重く受け止めるべきです。
あの数値は放射性セシウムだけの数値であって、実際は計測していない他の核種(放射性ストロンチウムや放射性銀、他)も、汚染がひどい個体にはかなりの量含まれているものと考えられます。

福島県の漁師は東電による汚染の『被害者』です。
東電のせいで漁を制限され、悔しい思いをしているのは重々承知しているため、あまり彼らにきつい事を言いたくはありません。
しかし、もし知らないうちとはいえ、数万ベクレル/kgの魚を出荷していたとなると、今度は彼らが『加害者』になってしまいます。
現在は消費者や一部団体が定期的に流通先での食品検査をやっていますが、その検査でもし福島の魚貝類から数万ベクレル/kgの放射性物質が検出された場合、「サンプル検査しかしていなかったせいで、今までこんな風に数万ベクレル/kgの魚が検査を漏れてたびたび全国に出荷され続けていたのか……」と騒動になり、福島の漁師達は全国からひどいバッシングを受ける事になってしまうでしょう。
長期に渡る不買運動にまで発展してしまうかもしれません。
「サンプル検査で十分だと思っていた。想定外でした……。」では済まされません。

このような事態を回避するためには、獲った魚貝類は『全数検査』をするよう早急に変更しないといけません。


全数検査といっても、ゲルマニウム半導体検出器を使った詳細検査や、ベクレルモニターを使った簡易検査を全数でやるという事ではなく、シンチレーターなどを使って全数線量検査をする、という事です。

原発事故直後から、販売する食品全てに放射能測定器をあてて検査する店舗が一部ありました。今も続けているところがあるようです。
あれは当時の基準値の500ベクレル/kgや今の基準値の100ベクレル/kgを超えているかどうかの検査としては意味がないのですが、「数万ベクレル/kgとひどく汚染された物を発見・除外する」という点ではきちんと役に立つのです。
kgあたりの汚染度が数万ベクレルの物の場合は、量が少ない(100gとかその程度)ならともかく、2,3kgもあれば線量計がきちんと反応するはずです。


福島で獲れた魚貝類については、2〜5kgくらいを一塊として線量検査を必ずやるようにすれば、数万ベクレル/kgやそれ以上のひどい汚染度の物がたまたま混ざっていても、線量が通常の空間線量の幅より有為に上昇するため、発見・除外できるはずです。
基準値の100ベクレル/kgを多少超えた物の出荷はこの検査では止められないでしょうが、これをやってれば数万ベクレル/kgとひどく汚染されたのが市場に出回る事はないでしょう。

計測の注意点としては、2〜5kg単位で線量検査していくのがのぞましい。
10kgとかみたいに多めの量を一塊として線量検査してしまうと、その塊の中に数万ベクレル/kgの物が少し混じっていても、汚染度が低い残りの物で平均化され、線量が通常の空間線量程度しか出ない場合があるのです。
流通先では消費者などが1、2kg単位で簡易検査や詳細検査をしているため、その紛れて出荷された数万ベクレル/kgの魚がたまたま検査で発見されるかもしれません。

逆に、量が100g〜500gとか少なすぎると数万ベクレル/kgの物でも線量計がやはり反応せず(通常の空間線量と同じ)、間違って出荷してしまうので、おおむね2〜5kg程度を一塊として線量検査していくのが望ましいのです。


検査については、一部店舗がやってるように人力でシンチレーターを数回ずつ当てていくのもいいですが、米の検査に使われたベルトコンベアー式の機器と似たようなのをメーカーに作ってもらい、それで自動で全数検査するようにしたらいいかもしれません。

1.カゴに2〜5kg範囲で採った物を乗せ、コンベアで流す。
2.コンベア中央の検査機では、米の検査機みたいに空間線量を鉛板シャッターで遮断しつつ、線量を計測して、異常に高い値が出ないかどうかを検査する。
・・・・・こんな感じです。
袋に入れてる米と違って魚貝類は重量にばらつきがでるため、米の検査機みたいにおおざっぱに何ベクレル/kgかを出すのは難しいでしょうが、「数万ベクレル/kgとひどく汚染されていないかどうか?」の検査については、この方法できちんとできるはずです。

シンチレーターを使うにしろ、コンベア式の検査機を使うにしろ、検査機の導入代金については、国や東電に出してもらったり、あるいは「消費者に募金してもらう」というのでもいいでしょう。
福島漁協のサイトで「魚貝類の安全性のために今後全数検査をしますが、その検査機導入のために募金をよろしくお願いします。」と掲載すれば、全国の消費者の協力が得られるはずです。


魚貝類の全数検査については、昨年段階でもすでに茨城の漁協が導入テストを開始しています。

・茨城県の大津漁協、魚の全数検査のための実証実験を開始

茨城県北茨城市の大津漁業協同組合などでつくる茨城漁業環境研究会は、市内の大津港で水揚げした魚を発泡スチロールの箱に入れたまま短時間で放射能測定する実証実験を始めた。試作の測定装置を導入し、魚を切り刻む必要があった既存装置との誤差の有無などを調べる。原発事故の風評被害の払拭に向け、全数検査を実現させたい考えだ。

 「魚の安心配給ネットワーク事業」では非鉄大手の古河機械金属などが開発した試作機を使う。箱に入れた魚をベルトコンベヤーに載せて門型の装置を通すと、魚を傷つけることなく最短10秒で測定できる。

 行政の測定などで使われている主流の装置は魚をすり身状にする必要があるほか、測定時間も30分程度かかり、魚の一部しか検査できなかった。

 実験で性能を確認した上で、全数検査して出荷する体制を整える。魚にステッカーなどを貼り安全性をPRする考えだ。(日本経済新聞 2012年7月7日の記事より)




本来なら、より原発に近い福島の漁協が全数検査を一早く開始すべきだったのでは?


今のままですと、福島はサンプル検査のみでどんどん全国へ出荷する魚貝類の種類を増やしていき、消費者は知らないうちにサンプル検査から漏れた数万ベクレル/kgの魚貝類を食わされる事になるかもしれません。
現在食品の基準値を100ベクレル/kgと設定しいますが、基準値を数百倍超えた数万ベクレル/kgの物を何度も食っていると、簡単に年間の基準摂取量を超えてしまう事になりかねません。
そう遠くない未来に流通先の消費者検査で数万ベクレル/kgの魚が見つかってしまい、「サンプル検査しかしてなかったせいで、検査を素通りして数万ベクレル/kgのがたびたび出荷されていたのか・・・」と、福島の漁師叩きに転じないかと懸念しています。
原発近くで非常に高い汚染度の魚が見つかった事、現在福島で試験操業をしている場所は原発から距離がある程度あるとはいえ、魚貝類が移動できない距離ではない事を考え、万が一高汚染の魚を市場に流通させてしまわないよう、サンプル検査ではなく全数検査に切り替えるべきです。

この内容に同意される方は、この文章をまるごと転載したり、リンクで紹介してください。
より多くの場所でこの件について議論され、また福島漁協関係者も目にするようになれば、全数検査の導入も早期に行われるかもしれません。
数万ベクレル/kgとひどい汚染度の魚貝類が市場に流通しないよう、みなさんに協力していただけたらと思います。
魚貝類は、人間が食べるだけでなく、加工されて家畜の餌や土壌改良剤として使われる場合もあるので、高汚染の魚貝類が流通してしまうと、家畜や農地の高汚染も引き起こす場合があるのです。
(転載の場合は、文末の「この内容に同意される方は〜」以降の部分も含めて、丸ごと転載してください。)

posted by wanwan at 20:33| 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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