2012年05月28日

瓦礫受け入れ反対の方は、「もっと効果的な方法」を実践しましょう

私は以前『全国での「安易な瓦礫受け入れ」をやめさせる「効果的な」方法とは? (http://dogdaysdog.seesaa.net/article/255232636.html)』というのを書いた事がありました。

あの記事は結構反響が大きく、多くの方にtwitterやブログで紹介してもらったりした事もあって掲載後短期間で一気に数多くの方の目に触れ、また現在も毎日アクセス数がどんどん増えていっています。

あの記事で書いたように「効果のある方法」を実践しないと、「瓦礫受け入れを決める人々」の心は動かせません。
たとえ労力がかかっても、「効果のない方法」で反対していたら、結果を変えられずに徒労に終わってしまうのです。
このまま瓦礫受け入れを強行されて欲しいですか?
嫌ですよね?


署名などで多くの方から「受け入れ反対」の声を集めたり、現地で集まって受け入れ反対デモをされてる方もいます。
しかし、それが「瓦礫受け入れを決める人」の心に全然届かなければ意味がないのです。

大事なのは「相手(瓦礫受け入れを決める人達)の気持ちになって考える」という事です。
あなたが彼らになったつもりで考えてみてください。

例えば、「私は瓦礫受け入れに反対します」・・・・そういう署名が10万集まって、自分(瓦礫受け入れを決める人)の目の前に叩きつけられたとします。
でも「反対します」だけじゃ、そんなのいくら数を集められても「ふーん」としか思わず、知らんぷりされるのがオチですよ。

でも「瓦礫受け入れには反対です。もし被害を受けたら市長(わたし)に対して訴訟を起こして、被害分を賠償してもらいます。」というのを数多く見せつけられたら、どうです?
「多くの人が、何かあったら私に賠償させると言ってきてる?」と。
わたしが市長なら、冷や汗がどっと出てきて、「瓦礫受け入れをこのままごり押ししてもいいのか…。もし何かあったら自分の将来は…」とすごい悩む事になるでしょう。

同じ署名を集めるなら、「何かあったら責任は受け入れを決めた人にしっかり取らせます」と、そこまできっちり書かせたものを多く集めた方が、「受け入れ反対です」とだけ書いた物を大量に集めるより遥かに効果があるのです。

「私は瓦礫受け入れに反対です。」
「子供の健康が心配です。」
「農家だが、地元の農作物の売れ行きに影響がでないか心配です。」


と、こういった「反対です」とか「心配です」とかで終わってる署名を10万集めるよりも、

「私は瓦礫受け入れに反対です。地元に被害が出たら被害者達で手を組んで市長を訴えて賠償させます。」
「子供の健康が心配です。健康被害を受けたら被害者の親達で集団で市長に対して裁判を起こさせていただきます。」
「農家だが、地元の農作物の売れ行きに影響がでないか心配です。受け入れを決めた市長や検討会の委員には、もし被害を受けたら農家達が手を組んで被害分を賠償させる裁判を起こさせていただきます。」




と、こういう風な署名を5000とか集める方がはるかに効果は高いのです。

すでに署名を集めるサイトなどを作ってる方は、単純に「反対です」とだけ書いてもらうのではなく、「何かあったら受け入れを決めた市長や町長、知事、検討会の委員、市の環境課の課長に対して、被害者達で手を組んで集団で彼らに賠償させる裁判を起こします。」とまで書いてもらうように注意書きをつけ加えるべきです。

また、署名を集めて提出しても下っ端の方で止められて「本人が見ない」という事もあるでしょう。
(受け取った後に、そのままゴミ箱につっこんだり)
プリントアウトしたのを渡すだけでなく、署名サイトでは不都合がないなら、名前の部分は伏せて署名内容をずらっと表示して目に入るようにすべきです。(公開してもいいかどうかは事前に同意してもらって)
ネットなどで署名サイトが紹介されて、本人が気になってたまたまサイトを訪れてそれらを見る事になるかもしれません。
あるいは部下が署名サイトを見て、本人に「多くの人が何か起きたらあなたに対して裁判を起こすと言ってきています・・・。本当に瓦礫受け入れして大丈夫でしょうか?」と伝えるかもしれません。


他にも各々ができる事があります。
個人でブログをされてる方は、ご自身のブログでそのように事前に宣言しておく事も大事です。
これは自宅ですぐできますよね。

「瓦礫受け入れを決める人」は多くがネットをされているでしょうが、ネットを適当に閲覧していたら偶然反対派のブログも見てしまう事があるかもしれません。
ブログのサイドバーなどの目につく部分に、「私は○○市の市民ですが、もし経済被害や健康被害が出たら瓦礫受け入れを決めた人に対して被害者達で手を組んで裁判を起こしてしっかり賠償させます。(あるいはそういう裁判をする人を支援します)」と表示するようにしておけば、そういう風にたまたま見た「受け入れを決める人」の目につく事になります。
そういう事をやるブログがどんどん増えていって、頻繁に目にしてしまうと、瓦礫受け入れを決める人達は「ものすごく不安になる」のです。

だから積極的にブログで事前に宣言して目立つ部分に表示しておきましょう。
(常時表示されるサイドバー部分などに表示するのが望ましいです。)

なお、北九州市の市長に対して「瓦礫受け入れで北九州市で被害が出たら北橋市長に対して訴訟を起こして賠償させます。」と宣言するのは、北九州市での受け入れ阻止に効果があるだけではありません。
他の地域で受け入れを検討してる市長や町長、知事に対しても、そういうのを頻繁に目にすると「大いなる脅威」と映って、受け入れを躊躇させる事にもなるのです。
「自分のところでも瓦礫受け入れを決めると、何かあったら責任は自分が取らされるのか…」と。

全国での瓦礫処理を阻止したい方は、北九州市や津久見市市民などに限らず、どんどんブログで宣言し、また別の方が同じように宣言するよう呼びかけてください。


<国は肩代わりはしてくれない>
市長や知事、町長の中には「国が肩代わりしてくれるから訴訟を起こされても心配はない」などと思ってる人もいるかもしれません。
それに対しては「国はあなたの代わりにはなってくれませんよ。」と言っておきたい。

大阪の橋下さんが府知事時代にWTCの件で府にいたずらに損害を与えたとして、府民から損害賠償の訴訟を起こされました。
これは現在裁判中ですが、もし賠償請求が認められると、橋下さんが自分の資産で支払いをしなければいけません。
国が間に入って代わりに賠償してくれるというわけではないのです。

同じように、もし瓦礫受け入れによって地元に経済や健康被害がおき、市民が集団で受け入れを決めた人に対して民事訴訟を起こした場合、裁判で賠償の支払い命令が下されると、「訴えられた人」が自費で支払いをしなければいけません。
個人に対して起こされた裁判の賠償を、国が代わりに支払ってくれるという事はできないのです。

被害を受けた人が「国」に対して被害を補償するよう言ったら国が金を出すかもしれません。(しかし実際は大半が被害とは認められず、泣き寝入りになるでしょう。)
でも被害を受けた人が「瓦礫を受け入れを決定した人」に対して賠償するよう裁判を起こした場合は、賠償は「訴えられた本人」が行うしかないのです。

これは自治体の話だけでなく、民間の企業でもそうです。
民間企業で勝手に瓦礫を受け入れて地域に被害を出した場合、その民間企業に対して裁判を起こされて負けた場合は、訴えられた民間企業が賠償しないといけないのです。
民間企業は目先の利益だけ優先して安易に瓦礫を受け入れるべきではありません。

一部セメント工場が受け入れを表明していますが、さっそく取引先の建材メーカーなどが「放射性物質がそれなりに混入した建材を提供してもし何かあったら(建物の一部から高い線量が計測されたら)、自分のとこの会社が責任を取らされてしまう」という事で、相当難色を示しています。
瓦礫を安易に受け入れてしまうと、将来の賠償リスクに加え、目の前の「取引量減」というマイナスも負う事になってしまうのです。
汚染焼却灰を使ってないセメント工場に顧客を一気に取られてしまう事になるでしょう。

*本内容は自由に転載して紹介していただいてもかまいません。
posted by wanwan at 17:36| 記事 | 更新情報をチェックする