2013年01月28日

量のさらなる減少により瓦礫受け入れ取り止めが相次ぐ。しかし大阪市は…

昨年、被災地での瓦礫処理量の計算をやり直し、可燃瓦礫・不燃瓦礫ともに大幅に量が減ったのですが、実は今年1月25日に国はまた瓦礫の量の精査をやり直した事を発表し、そこで『量が大幅に減った昨年段階』より、『さらに量が減る』という事になりました。

特に可燃瓦礫の必要処理量が昨年段階より大幅に減り、もう被災地のみで十分処理可能な量になり、三重県・福井県では、県内全域で瓦礫の受け入れを中止に急遽変更。
新潟県でも新潟市や新発田市が受け入れを中止する事になりました。

何が起こったかというと、「積んでいた可燃瓦礫が腐敗や発酵で、量(正確には体積)が大幅に圧縮された」のです。

震災がれきの受け入れ中止 福井(47NEWS)

上記のニュースは大槌町の瓦礫についてですが、「環境省と岩手県が同県内で処理できる量を見直した結果、木くずの腐敗などで大槌町のがれきが大幅に減少していることが分かり・・・」ってしっかり書いていますね。

細野時代のアホ環境相は、なんと「長期間積んである可燃瓦礫は同じ体積のまま場所を取り続ける」という非常に頭の悪い考え方で計算していたようです。
実際は腐敗や発酵で「大幅に体積が減る」のに、それを計算に入れなかったようで。
積んでいる瓦礫が腐敗や発酵して熱を出すってのは、たびたびニュースでやっていたのに。
単純に「重量」だけ見ていて、「体積」がどうなるかは考えていなかったと。
「場所をどれだけとるか」は「体積」の方が大事だし、腐敗や発酵で体積が圧縮されて密度が高くなると、一度に運べる量(重量)や、焼却炉に投入できる量(重量)も増えて、ますます瓦礫の処理が進むんですがね。

庭で刈り取った草を放置してたり、農業のために堆肥を作ろうとした方ならわかると思いますが、可燃物は腐敗や発酵が起きると、大幅に体積が減るわけです。

今回の震災の可燃瓦礫も同じような感じで長期間積んでいたものが腐敗や一部発酵で堆積が圧縮されコンパクトになり、被災地で取る場所も大幅に減ったという事で、国は1月25日に広域処理の量をさらに削減し、受け入れを予定していた各自治体に「もう広域処理をやらなくてもいいですよ」と連絡を入れたわけです。

強硬に受け入れしていた北九州市でさえ、「広域処理の量が減ったので、受け入れを急遽取り止めます。」ってなりましたよね。
あれもおそらく、被災地側から「体積が大幅に減ったので、もうそっちに運ばなくても大丈夫」と連絡が言ったのでしょう。


大阪市は「一度言い出した橋下市長の面子を守る」というつまらない理由のために、このまま量も変えずに瓦礫を受け入れて処理し続けようとしていますが、今回の国の報告を真摯に受け止め、瓦礫受け入れを他県と同じように取りやめたり、受け入れるとしても量を大幅に減らすべきでしょう。

被災地自身でもう十分処理できるようになったのに、「当初とまったく同じ量のまま受け入れを続ける」というのは明らかに不自然です。
その場合は、橋下は「何故受け入れ量を変えないのか?」をきっちり説明する責任が当然あります。焼却場の周辺住民がきちんと納得できる理由を。
他所の自治体は量を大幅に減らしたり、受け入れ自体を取りやめたのに、大阪市だけ同じままってのはおかしい。
あの東京都でさえ、当初は「50万トン受け入れて処理する」と言っていたのに、実際は数値を大幅に減らしましたよね。

被災地で処理するのに比べて、いちいち大阪に持ってきて処理した場合、輸送費のせいで処理コストが大幅に膨らみます。その膨らんだ分は当然国民の税金が使われます。

瓦礫の広域処理反対の人々が当初から言ってきた「余計なところに無駄に金を使うくらいなら、その金をそのまま被災地に使ってやれよ。」ってのを実行した方が、はるかに被災地のためになるんですがね。

大阪市は、橋下市長の面子を守るためだけに、金を無駄なところに大量に使い続けるのですか?
橋下さんって、大阪府知事時代も「府の財政を改善する」とか最初は言ってたのに、結局任期中に府の財政を大幅に悪化させ、ごまかしたまま知事をやめて大阪市市長に立候補しましたよね。

こういう「まともな金銭感覚がない人」の指示通り事を進めるのはどうかと思うのですが。


posted by wanwan at 15:20| 記事 | 更新情報をチェックする