2013年01月10日

北九州市が広域処理の瓦礫受け入れを今年3月で終了と、予定を急遽変更

当初から「広域処理をしなくても瓦礫処理は地元処理で予定以内に終了できる。」と、ここのブログでも他のところでも多くの人が言ってきましたが、やっぱりというか、それが本日のニュースで証明されたようです。

北橋市長が市民の反対を押し切って強引に瓦礫を受け入れていた北九州市ですが、当初の予定より大幅に早く瓦礫の受け入れを終了する、との事。
今年3月(あとたった二、三ヶ月)で瓦礫受け入れをやめるそうです。
当初は、もっと長期間、大量の瓦礫を受け入れる予定でした。

瓦礫の処理を依頼していた宮城県側が、「やっぱりそちらで馬鹿高い運搬費用をかけて瓦礫を処理してもらわなくても、地元で十分処理可能でした。」という事で、今後の瓦礫受け入れを断ったとの事。
さすがの北橋も、もう瓦礫を受け入れる大義名分は、全く無くなったようです。


大阪市や他の地域でも、多分同じように後になって「やっぱり瓦礫受け入れしてもらわなくても地元で十分処理できる。コスト的にも地元で処理した方が遥かに安く処理できる。」という事で、途中で受け入れを中止になるところがどんどん出てくるでしょう。

なお、瓦礫の受け入れを急遽終了する事になった北九州市ですが、周辺に汚染が起きていないのか、多くのポイントでしっかり土壌や植物の調査などをしないといけないでしょう。
受け入れが終了したから、このまま何もかも闇に葬るというのはダメです。
バグフィルターは、製造メーカー自身が指摘していたように、「放射性物質の捕獲能力はない」です。

また、最近になって静岡市でこんなデータが出てきました。

静岡市の震災がれき試験焼却で明らかになった 広域処理での放射能拡散増加の可能性。広域処理で放射能拡散か?
http://diamond.jp/articles/-/30406




元々、広域処理については発起人や、それを推し進めていた人などは「広域処理ありき」で話を進めており、瓦礫の実際の量や、処理コストなどについてはまともに考えていませんでした。
地元で処理できるなら、無理に高いコストをかけて遠くまで運んで処理する必要はないのです。

ちなみに、広域処理を提案した仙谷由人、環境省に広域処理をするよう指導した松本 龍の二人については、今年の衆議院選挙でどちらも見事落選しました。
ザマァミロ、といったところ。


あとは細野豪志ですが、彼は原発事故担当大臣を長い間やっていました。
で、彼が大臣任期中に除染についてまともに指導・監視するよう手配していなかったせいで、最近になって「手抜き除染」が次々と発覚する事になりました。

本来なら除染については、担当ゼネコン・下請けにしっかり指導・監視させるべきを、このアホはまともにそういう事をやっていなかったと。
大臣としてまともにやるべき事をやっていなかった屑ですね。

この細野については、しっかり責任を取らせるべきでしょう。


posted by wanwan at 23:12| 記事 | 更新情報をチェックする

2012年11月08日

北九州市で、広域処理の瓦礫焼却開始後からモニタリングポストの数値が上昇していた件について

・北九州市のモニタリングポストで右肩あがりの空間線量を測定した事についての担当部署の見解
http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11398918654.html


北九州市で広域処理の瓦礫焼却が始まっているわけですが、焼却開始後から個人で線量を計測していた方々から「なんか空間線量がたびたび以前より上がっている・・・」という報告を見かけるようになりました。

さらに、北九州市の八幡総合庁舎に設置されているモニタリングポストの数値が、瓦礫受け入れ前に比べて長い間明らかに数値が上昇しているという事が起きていて、ネットで話題になっていました。

この件については、「ケーブルのノイズがのったため数値がおかしくなっていたので、ケーブルを交換した上、さらに機器を『校正』した」と福岡県では対応結果を公表したようです。

今回の件は、本当に「機器のエラー」だったのでしょうか?
それとも懸念されていたように、やはり色々なバグフィルターメーカーがさんざん言っているように、「バグフィルターが放射性物質を捕らえる能力は低い」という事で、焼却の度に漏れ続けていたのでしょうか?


各焼却場では施設内の放射線量を計測して公開し続けていますが、こちらでは線量の有為な変化はありません。
しかし、私が以前説明したように、高い煙突から出た粒子は、ストンと急速に落下するはずがなく、風に乗ってずいぶん長い距離飛んでから地面に落ちるのです。
煙突近くの地面で空間線量の変化を見て、「変化無しだから問題ない」というのがいかにものすごく頭の悪い事をやっているかお分かりでしょうか?


このモニタリングポストの『校正』についてですが、「本当に正しい校正をやったのか?」という疑問があります。

校正とは、「正しい数値を示す線量計を持ってきて、それを使って計った値と同じ値が出るようにモニタリングポストを調整する。」です。
調整をきちんとやらないと実際より高い値が出たり低い値が出たりしますし、「意図的な調整」をやると、実際より常に低い値が出続けるようにもできたりします。

数日前のニュースですが、福島などに設置している多くのモニタリングポストで「実際に近くで別の線量計で計測した数値より低い値が出ていた」という事がずっと問題になっており、それについて福島県などは、ようやく「実際より低い値が出ていた。」と認め、「これからモニタリングポストが正しい値を示すように調整しなおす」と発表しました。
これも本来ならモニタリングポスト設置時にきちんと「校正」しているはずなんですがね……。
校正もせずに機器だけ設置して稼動というのは、やらないんですよ。


北九州市の八幡総合庁舎のモニタリングポストが正しい値を出すようにきちんと調整されたのか、それとも「瓦礫焼却による線量増加をごまかすために受け入れ前と同じ数値が出るように『調整』された」のかを調べるには、市民や学者などがこの近くできちんと校正された線量計で定期的に線量を計測して公開し、北九州市が公表している値と違いがないか確認できるようにした方がいいでしょう。

また、近くに住んでる方に協力してもらって、樹木の葉などのセシウム濃度などを定期的に調べるというのも同時にやった方がいいでしょう。

以前に『全国での「安易な瓦礫受け入れ」をやめさせる「効果的な」方法とは?』でも書きましたように、風の流れる方向はその時々で全然違うので、本来なら焼却場を中心に、360度方向に数多くの検査ポイントを設けて定期的に線量および土壌検査をし続けるべきです。
しかし、北九州市はそういう事をまともにやらず、少ないポイントで検査してるつもりになっているのは…。
こういうのでは、どこかで汚染が進行していても気づきにくくなります。


もし瓦礫焼却により汚染が進行してる場合は、受け入れを停止する事になるでしょう。
また、大阪市や島田市など、他の地域での受け入れ検討している地域・すでに受け入れている地域でも問題になり、一気に事態は急展開する事になるでしょう。

全国各地での瓦礫受け入れによって土地が汚染された場合は、地価の下落や、農産物の永続的な売り上げ低下を招くでしょうが、それについては市民の声を聞かずに独断で受け入れを決めた市長や町長、環境課の上層部や受け入れに賛成した市議などに対して、被害者が集団で民事訴訟を起こしてしっかり賠償してもらう事になるでしょう。
「想定外だった」などという言い逃れで何の責任も取らずにすますというのは許されません。

posted by wanwan at 14:57| 記事 | 更新情報をチェックする

2012年10月12日

除染で発生した高濃度汚染物の取り扱いは産業廃棄物並に厳格化しないと、一部の業者が勝手に他県へ搬送して野山に不法投棄してしまうという話

*本内容は自由に転載してもかまいません。転載の場合は全文転載をお願いします。


福島や近隣県での除染作業が活発化しています。

この除染作業で発生した高濃度汚染物の取り扱いについては、しっかり管理されているのでしょうか?

国は一応通達を出しており、民家などの除染で発生した物を一時的に民家の敷地や近くに埋める場合は、台帳を作るよう指導しています。
しかし「近くに埋める場合」と違って、「業者が他所へ持っていく場合」については、どうも指導があやふやなように見えます。

高濃度汚染物の取り扱いについては、産業廃棄物並にトレーサビリティを充実させ、さらに取り扱いを違反した場合に重い罰則を与えるようにしないと、心無い業者が勝手に他県へ移送して野山に不法投棄を繰り返し、日本各地の汚染を進める事になってしまいます。
(場合によっては水源近くに高濃度汚染物を大量に不法投棄する事も……)


現地では除染で発生した高汚染物の保管に困ってる方も多いですが、例えば一部の業者が「うちは他所よりちょっと除染にかかる代金が高くなるけど、その代わり除染で発生した高濃度汚染物はあなたの家の敷地内に一時保管するのではなく、他所へ搬送してあげますよ」と言ってきたら、多少高くてもそういうところに除染を依頼しようとする方も出てくるのではないでしょうか。

で、そういう業者に頼むと、確かに他所へ持っていってくれた。
だが、実際はその業者は高汚染物は他県へ持っていって、野山に不法投棄していて……。


産業廃棄物では、取り扱い業者は資格を必要としています。
誰も彼もが取り扱いできてしまうと、金稼ぎのために杜撰な取り扱いや廃棄をする業者が暗躍してしまうからです。

除染についても同様に、どの業者でも自由に除染作業をできてしまうと、前述のように一部の業者が除染で発生した高汚染物について杜撰な取り扱いをしてしまいかねません。


産業廃棄物の取り扱いについては、

・取り扱い業者は資格を必要とする。
・廃棄物のトレーサビリティが充実している。
(廃棄物を出した業者、引き受ける業者、処理する業者、最終的に埋め立てる業者など、それぞれの段階で搬出量などのデータを事細かに残すよう義務化しているため、不法投棄しにくくなっている)
・取り扱いを違反した場合は重い罰則を課す。


となっています。

除染で発生した汚染物は、場合によってはkgあたり数万ベクレル(あるいは10万ベクレル以上も)と、ひどく汚染されたものもあり、そういうのが他県に勝手に運ばれて野山に不法投棄されるのは絶対阻止しなければいけません。

除染については、

・除染を依頼する側は、その業者が「国が認定したまともな業者」かどうか、政府が作った専用のサイトで確認してから依頼する事。未認定業者に依頼をした場合は、『依頼した側』に罰則を与える。
(罰則を与えるようにしないと、杜撰な処理をする未認定業者に依頼をしてしまう人が出てくる)
・除染を引き受ける事ができる業者は国が認定した者のみとする。
(変な業者が入ってこないよう)
・除染した場所から他所へ汚染物を移動する場合は、トレーサビリティを充実させ、各段階で細かいデータを残す事を義務化する事。
・違反した場合は業者に重い罰則を与える事。



という風に、高汚染物の取り扱いを上記のように厳格化しないと、金を稼ぎたいだけの一部の業者が、現地で除染を引き受け、除染で発生した高濃度の汚染物を日本のあちこちに勝手に移動して、人気の少ない深夜のうちなどに野山に不法投棄してしまう事になりかねません。

また、すでにそのような事がされてないかどうかも、マスコミや市民でチェックを行った方がいいでしょう。
もしかしたら、ある日突然、ニュースで「一部の業者が除染で発生した高濃度汚染物を他県へ勝手に搬送して、野山に不法投棄していた事が判明しました。」みたいに報道されて話題になるかもしれません。

posted by wanwan at 19:08| 記事 | 更新情報をチェックする